社畜サラリーマンが自由を手に入れるための思考法

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初めての退職

2017年11月22日
男性32歳
証券業

これは私が社会人2年目のときに、新卒で入った証券会社を退職したときのエピソードです。

私は大学時代の就職活動において、3ヶ月ほどで自分の進路を「証券会社しかない」と思い、そして選考に進むのもほぼ証券業界一択に絞り活動をして狙い通りに大手証券会社に入社しました。
今振り返ればその就活の仕方はとても思い切ったものだったなと思いますが、当時の私なりに信念もありました。

なんとなくかっこいいこと、そしてワクワクする業界へいくこと。
色々なメーカー、通信会社、新聞会社などの説明会に耳を傾けました。

どこもありきたりだな、そう思わなくはなかったです。
心が惹かれるのは名前を知っている大手の会社と僕にとっては証券会社でした。

正直言って証券会社は得体のしれない部分がありました。
一体何をしているのだろう。大学で証券会社の人が講演する授業は受けましたが、いまいちよくわからない。株をするのか、売るのか、どうなのか・・。

ただ「経済を目には見えない背景で大きく操っている感」と、とにかく働いている実際の社員の話が面白くて当時の私にはとても魅力的に感じました。
直感で私は「これは面白い仕事なのかも!」と思うようになりました。

大学生とは経済活動から人生で一番切り離される時期です。
だからこそ「これはチャレンジだ!」と思い、私はこの業界に就職することを決めました。

実際この直感があったため、入ってからのギャップに苦しんだことが、早期退職の理由にもなったのですが・・。
面接でも堂々と「証券業界しか受けていない」「御社以外に選考に進んでいる企業はない」と本心本音であっけらかんと言ってのける学生を、笑いながら受け入れてくれる器の大きな業界でした。

私はいとも簡単に大手証券会社に入社しました。
なんの嘘もなく素直に決まった感覚でした。とても嬉しく、1年後を楽しみにしていたのです。

1年目、入社時研修が終了しついに営業が始まります。
飛び込み営業、電話営業等、慣れないもので確かに大変でしたが、正直仕事は楽しかったです。
飛び込み訪問した数だけ、断られた数だけ、昨日の自分より強くなれた感覚がありました。

「これが毎日続くのか」と絶望を味わう日もありましたが、それでも大手のブランドに酔いしれながら楽しく仕事をしていました。
ただ、私が一番辛かったのはとにもかくにも「人間関係」です。

そして将来に希望を持てないことでした。
先輩方、上司はみな死んだ顔をしていました。本当に欝かハゲか無神経しかいない、といったような状態でした。

「5年後、10年後、がんばったらこんな人になれる!!」と思えるような尊敬できる先輩がいなかったです。
「就職活動のときとギャップがあるではないか!」と思ったものですが、後で確認すると絶対に学生にネガティブな発言をしないように、と会社側から釘がさされていたそうです。

そして実際の現場はとても陰湿な人間関係であふれていました。
とにかく悪口が多いそして陰湿。支店の飲み会など、あっちでこの人の悪口、こっちでこの人の悪口といった感じでした。

人の嫌なところを見抜いては悪口陰口、直接言ってくれるならまだマシな方でした。
ただそれも意図的に「傷つけてやろう」という想いのあふれた言動で、私も大変に傷ついたのを覚えています。

まだ20代前半。若い大事な時間をこんなところに溺れさせるわけにはいかない。
私は営業を開始してちょうど1年経過する2年目の夏に、退職を決意しました。

就活においてかなり自信を持って選んだ会社。
そこでこんなに早くに挫折するとは夢にも思いませんでした。
案外辞めたことより、この辞めたことによる自信の喪失と、自分の判断基準への疑いの方が後々は辛いものでした。

当時の自分が弱かった部分もたたあるわけですが、今思い出しても辛い退職だったと思います。
ただ、大手のブランドに依ることなく、しっかり自分の判断ができた自分を褒めたい思いもあります。
退職は悪いことではないです。色々の方の話も聞きながら、是非自分の納得いく選択をするべきです。

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